時代とともに変化した内祝いの意味
内祝いとは入学式や出産祝いなど喜ばしいことがあったときに、贈られたものに対してお返しすることを指します。もともとは「喜ばしいことがあったときに、周囲と喜びを分かち合う」というお裾分けのような慣習でしたが、時代の変化とともに意味が変化し、現代では「お返し」という意味で定着しています。しかし実際に内祝いを贈ろうと思うと、どのくらいの金額のものを送ればいいか迷ってしまいますよね。では内祝いの種類と一緒に、どのような内祝いを贈ればよいのか確認していきましょう。
内祝いの種類と、金額の目安
内祝いの種類は大きく分けて結婚内祝い、出産内祝い、快気内祝い、新築内祝い、開業内祝いの5つ。結婚内祝いは、基本的には披露宴に出席していただいた際にお渡しする引き出物が内祝いとなります。出席できなかった方からお祝いをいただいた場合は、お返しとして品物を贈りましょう。出産内祝いで品物を贈る際は、赤ちゃんの名前をのし紙に記入します。赤ちゃんの名前がわかりやすいように、漢字にはフリガナを振っておきましょう。次に快気内祝い。体調を崩してお見舞いをもらった際のお返しで、病気がなくなるという願いをこめて、お菓子や日用品といった消えものを贈ることがマナーとされています。新築内祝いと開業内祝いは贈り物を贈るほかに、お家に招待したり、パーティを開催したりしても喜ばれるでしょう。
内祝いに贈る品物の金額は、頂いた品物の半分から3分の1程度が目安とされています。どうしても品物を絞りきれず迷ってしまう場合は、カタログギフトを活用してみてください。その際は受け取った方に少しでも感謝の気持ちが伝わるよう、一言メッセージを添えてみてください。
内祝いは、結婚や出産のお祝いを受け取った際のお礼として渡す贈り物のことであり、半返しがマナーとされています。